準周期変動

01/07/2011

アラスカ大学教授の赤祖父俊一氏の Notes on Climate Change というサイトは示唆に富んでいる。要点は、櫻井よしこ氏とのインタービューが文藝春秋にも掲載されている (『地球温暖化の詐欺を暴く』 (文藝春秋 2009 年 5 月号、pp.296-305)。 その中の一つの図を下記に掲げる。 ( 詳しくは 原報告 を参照 )



地球は 1800 年頃に小氷河期を脱し、暖かくなり出した。その傾向は 0.5℃/100 years であり、実線と破線の直線の傾きで示される。大きい変化に加えて準周期変動がありこの直線に沿って小さく変動する。これらは観測結果である。これらの結果を外挿すると右の破線に示す値が将来予想される。赤い点は現在の実測値である。


右上のピンクの領域で示すのが IPCC がシミュレーションで予想している範囲である。現在の実測値は、すでに IPCC のシミュレーションとはずれている。 2000 年以降は衛星で観測が始まり、平均の地球温度は上昇はしていない。